福岡県八女にあるうなぎの寝床さんの現代風型紙を元に、久留米市で広幅の生地を生産されている
宮田織物さんの板染めの生地を使い作られたもんぺです。

久留米絣特有の「くくり」の工程ではないのですが、それに近い形の染色の方法を取っています。板染という、糸を締めてそこだけ染まらないようにする技法です。それでくくり糸と似たような表現をしています。そして、もう一つは紺と白の糸を撚り糸(よりいと)にして、細かい文人絣のような模様を表現しています。

反物幅(37cm)ではなく広幅(150cm)の生地を圧縮、横糸に2%のポリエステルを使い動きやすい
ストレッチ生地に仕立てています

【宮田織物】創業は100年を超え、もともと久留米絣の工房でしたが、ある時期に着物幅(約36cm~38cm)の久留米絣から広幅の織機(150cm)に転換し今は70名ほどの従業員が在籍し布づくりから、縫製なども含めて一貫生産している会社です。久留米絣の工房ではありませんが、その意思は確実に受け継がれています。

【サイズ】
(cm表記)   S     M    L

ウエスト  64~96  65~102   68~108

ヒップ   106    112     116 (ウエストから20cmの高さの寸法)

パンツ丈  95.5    97    101

わたり   61     67    71

股上    31     32    35

股下    64     66    67

ふくらはぎ 36     38    41 (裾から25cmの高さの寸法)

裾幅    32     34    40

薄地:涼しく、着心地が抜群の生地です。春から秋頃が最適。

厚地:ベーシックに厚みを加え、より丈夫にした生地です。オールシーズン対応。


【久留米絣のこと】

久留米・八女・広川・筑後を中心に発展してきた伝統工芸である久留米絣。経糸と緯糸を括り・染め・紡ぎできる模様は古典的なものから、現代的なものまで幅広くあります。それぞれの工房で特徴があり、藍染手織りから、機械織りの化学染料染めまで技術と得意とする分野は多様です。

このもんぺに関しては機械織り・化学染料染めの工房の生地を使用しています。理由は2つです。
1.藍染、手織りの久留米絣は色・肌触りがよく、さらに使い込むほど風合いが増していく良い生地ですが、もんぺに仕立てた場合に価格が高くなりすぎるのが難点です。手織りほどの着心地は得られませんが、化学染料染め・機械織りの生地を使うことでコストをおさえ、日常着としてお楽しみ頂けるように仕立てています。
2.化学染料は様々な色が作れるのが特徴です。藍だけでは出せない豊富な色・柄の生地ができるので、洋服にも合わせやすく現代のファッションに取り入れやすいもんぺが仕立てられます。